前のめり

2007年7月24日 着物
着物を買う時、決断の為に必要なのは、自分が前のめりになっていることを実感出来るかどうかでは無いだろうか。

私など、ネットの呉服屋を見ているだけで、一日に数回は前のめりになってますが(笑

先日いつもの店で、正絹の着物と帯で10万のセットを見せられた。
店員Tちゃん曰く「お手頃価格ですので、いかがですか?」

そのしょーもないセットを見て、「いらない」とは言えなかった。
クチから出てきた言葉は、「まあまあだね」
A子ちゃんとは、まだつきあいが短いので、私も正直な感想を吐露出来ないのだ。

着物は、手ごろな価格だから買う、と言うものではあるまい。
洋服より期間長く付き合うことになるので、値段が安いからって、自分のものには出来ない。

前のめりになる時。
出された反物を見て、グっときたとき。
その着物に、自分がすぅーっと吸い込まれるような気がするとき。
気づいたら、その着物の中でおぼれている夢を見るとき。
その着物を着ている自分を想像すると、フっと笑みがこぼれる時。

安い着物でも、高い着物でも、値段に関係なし。
ただ、高い着物にばかり前のめりになるようだと、大きなものを失う、かも?(爆

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