デパートの催事へ。
去年難あり品が充実していたので、ツーステップで駆けつけた。

今年も、なかなかの品揃え。
振袖未仕立て、1万円〜5万円。
ヘンな柄(龍とか唐獅子とか)の黒留 3万円。
目に楽しい。
リサイクル慣れした目には高くうつるけど、新品で、難と言っても分からないくらい。

良さそうな振袖があったので、「身幅どのくらいまで出せますかね、柄合わせは大丈夫?」等々たづねたら、、、
理解できなかったらしく、店員が逃げちまった(爆

次にやってきた年輩の店員さん、その振袖持って移動したが、おいおい袖引きずってるよ〜、土足の床だよ!

この地方で、一番大きいデパートなのだが。
呉服の催事なのだから、着物に詳しい人、いや、着物に優しい人を置いてくれよー。頼むから。

結局、黒地の振袖いちまんえんを買って帰った。
自分で着ようかな(殴、娘に着せようかな♪
今年は、浴衣を着て出かける機会が無かった。

無いのなら、無理矢理作ろう ほととぎす(爆
祭りもあるが、家から遠いので断念。
私と息子が浴衣に着替え、夫の運転で近所の喫茶店へ。

一人で浴衣は勇気がいるけど、2人いれば寂しくない(笑
家族がいると助かるわ〜。
お子ちゃまの祭り?に付き添う、母の図完成ー♪

今日の浴衣は、縞柄の男物反から仕立てたもの。
生地が柔らかく、とても着ごこち良いのだが、、、

ダメね、男物は。色気もかわいげも無くて。
縞柄の着物なら山ほど持っているのだから、浴衣にまで縞柄導入の必要は無かったかも。

この時期浴衣姿は珍しく無いから、注目されずに済むのも嬉しい。

夫の浴衣?
あるにはあるけど、着せるのが大変だから、省略(逃
家の近所で、ひっそり?やっている呉服店。
前々回の催事に行ったら、色々面白い着物があったので、今後に期待していた。
前回の催事は都合がつかず、行かなかった。

そしたら、その後案内が来ないよ!
客では無いと思われた?

何も買わなかったから? だって、どれもこれも高すぎたよ。
手頃な品を出す催事もあると聞いたので、楽しみにしてたのに。

DMが来ないから、行きようが無いよ。
それにしても、ここ最近の疎外感はなぜ?(爆

直前の憂鬱

2007年8月13日 おでかけ
お盆休みは、息子のキャンプの手伝いに行った。炊事班。
出かける前は本当に憂鬱だったが、行ってみたら自然の中に身を置くのも楽しく、気分スッキリで帰ってきた。

着物オフ会を自ら企画することが多い。
だが毎度毎度当日を前に、着物を着るのもオフに出かけるのも面倒になり、気分どんより。

企画段階では、非常に楽しんでいるのだが。
なぜ本番直前になると、なにもかもが面倒くさくなってしまうのか?

分からん。
40代になったら、着物を楽しみたいと考える人は多いらしい。

それなら、30代のうちに着られるようになっていないと、間に合わないよなあ。

30代で着始めた私でも、遅かった!と後悔している。
10代で着られるようになり、20代で気楽に着られ、子育て時期に休んでも30代後〜40代で苦無く着られるのがベストかな。

着物に関心をお持ちの方、何歳の方でも、今すぐ着付け練習始められることをオススメいたします。
着られるようになっても、季節の取り合わせとかコーディネートとか、アタマに入れておかなければならないこともあり、ソコにも時間を要します。
近所の、ホスト系呉服屋。
最近全くDMを寄越さない。
かれこれ一年くらい。

今日店の前を通ったら、顧客相手のセールをやっていた。

なんで招待状寄越さないんだ?
客が増えた方が良いだろと思うのだが。。。

前回(と言っても、かなーり前)の催事で、
品物を誉めなかったからか?
だって、良い着物無かったじゃん!

無視しやがって。
私を誰だと思ってるんだ!

・・・はい、タダのオバサンですが(苦笑

タダで着物見て楽しむ機会を、奪わないでくれよ〜(弱気
家から徒歩圏、交通費もかからない店なんだから。

憧れは、服部の帯

2007年8月10日
憧れと言えば、服部の「こはく」帯。

お茶を習っていた母は、淡交社の「なごみ」を定期購読していた。
私が高校生か大学生の頃だったろうか。

いろんな織り元の帯の広告がある中で、
私は毎月「服部の帯」の広告写真を楽しみにしていた。

印象の強い、押しの強い帯だと思っていたのだが。
最近デパートで良く見かける服部の帯の多くは、至って普通。

だが時々、「うっ」と思う、強烈な個性の帯がある。
そういうのが欲しい。

高価な袋帯を買うとしたら、娘が結婚するとき・黒留を着る時しかチャンスは無いだろうなあ。
出来たらそのとき買いたい、服部の帯。
着物にハマりだした初期。
最初の大きな買い物は、作家モノの染大島だった。
・・・今だったら、とても払えない金額。
アタマがどうにかなってたに違いない。

そのときの売り子さんの話。
「人と違う、人が持っていないモノが欲しいのよね〜」

そうですか?
今の私は、人が持っているモノが欲しい。
牡丹の帯・薔薇の紬・トランプの帯等々。

しかーし!
ソレ、オマエに似合うのか?
ソレ、背中にショエルのか?
その人と私とでは、顔も体も、なにもかも違うのに?

着物は着るモノ。
似合うかどうかが一番大事だと、ようやく分かった3×歳の夏。

最近は、選ぶ時帯が先、着物が後の傾向。
どっちが先にしても。
自分に似合うかどうか、よぉーく考えてから買わなくちゃ。
宝石の話が出たので、思い出したこと。

私でも、若かかりし頃イヤリングなぞ付けたこともあった。
だが神経質なので、せっかく付けても落とさないかといつも心配、気もそぞろ。
デートの時も落ち着かなくて、相手の人が心配してくれたこともあった。
私が買うイヤリングは、いつも安物だった。
安物は付け心地が悪く、なおかつ落ちやすかった気がする。

それならピアスはどう?
ダメよ、親に貰った体に穴開けたら(笑

落とすであろうアクセサリーに、大枚ははたけない。
なので、抜け落ちやすいカンザシも、高級なモノは買えない。

帯留が好きだ。
落とす心配が少ないし、指輪のように抜けなくなる心配も無い(苦笑
だから帯留には、多少お金使っても良いでしょ?(殴
最近の多くの呉服屋は、何かに似ていると思っていた。
何だろ?

やっと分かった。
証券会社に似ているのだ。

似合わない着物でも、必要無いであろう着物でも、
そうと分かっていながら、売らなければならないのだ。

だから我々も、似合わない着物でも、出番の無さそうな着物でも、買わなければならない、、、んなワケねーって。

自分本位の買い物をする為に、あの手この手で、
しょーもない着物を買わされぬよう抵抗する。
・・・が、力尽きる時もある。
こんな私でも(爆
某有名店セールで。
毎度、規模の大きさに驚かされる。

普段店では制服姿の店員さんたちが、着物姿で段ボール箱を引っ張っている姿にも、驚かされる(苦笑
だがおそらく、それは正しい姿なのだ。
着物が日常着だったころ、女性は皆着物でオサンドンしていたのだから。

その段ボールに、ドンドン反物を放り込んでいる客の姿にも、驚かされる。
着物って、そういう風に買うものだっけ?
段ボール箱に、反物を放り込んで?
これも正しい姿なの?
ああああ。

このセールでは、毎度毎度、買いたい着物が見つからない。
見つかったら困るがな(爆
だから私は隅っこで、帯揚げなぞ漁るのだ。

会計前に、タダ茶をいただく。
タダ茶コーナーの周りは、なぜか宝石売場。
チョコ食べながら茶をすする私に、「着物がお好きなのだから、宝石もお好きでしょー」と、売場の女性。

はぁ?
着物好き=宝石好き? どういう論調ですか?
A着物好きで、宝石も好きな人
B着物好きで、宝石嫌いな人
両方いるに決まってるでしょー。

ちなみに世の中には、他の二種類の人もいます。
C着物嫌いで、宝石好きな人
D着物嫌いで、宝石も嫌いな人

宝石には、何の関心もありませんが。
指輪を買えば、いつの間にか外れなくなり(涙
自分の結婚指輪もハマらなくなってから、10年は見てないわ(遠い目

着物は、ネックレス等のアクセサリー不要なところも、
とーっても良いところだと思っておりますの。
ネックレスは、肩が凝るんだわ。
繁華街の地下で。
いつもの呉服屋を覗いたら、セールになっていた。

この呉服屋は、紬や木綿を多く扱っており品揃えは良いのだが、
私の好みの色柄とはどれも若干ズレているため、「買わずに済む店」。
お金を使わずに済む、入りやすい店なのだ。

たまたま娘と一緒だったので、若い子向けの浴衣を見せて貰ったら
←その時は買う気ゼロ

真っ赤な反物が目に入った。

娘は青系好みだし、私も「真っ赤ぁ?」と思うタイプなのだが、
その真っ赤な反物は、とても印象に残った。

娘も、その真っ赤が良いと言う。
ローティーンの娘の浴衣など、吊しで十分 ミシン縫いで十分と思っていたが。
結局買うことにした。

呉服屋で二人で選び、仕立てて貰う、真っ赤な浴衣。
思い出に残る浴衣になりそうな気がしたから。

私が自分で縫えれば、一番良かったのだが。
40代でやりたいことは色々あるけど、やっぱり和裁が一番やりたいかな?

それにしても。
好みのズレで気に入っていた店だったのに。
通っているうちに、店の傾向に感化されちゃったのかも。
ああ、危ない危ない。

着物の値段

2007年8月4日 着物
着物は実は安いのだから、臆せずドンドン着ましょう買いましょう、と言う人がいる。
着物人口を増やしたいのかもしれないが、なんだかな、
ソレは違うだろ、と思って見ている。

確かに、高い着物や礼装ばかり売られるようになり、普段着の着物は廃れてしまったのかもしれない。
だが、「安いものもあるから、着ましょう」と言う薦め方も、どうなんだろ?

着物は、呉服店で買うと高い。
ネット店やリサイクル品は、大概安い。
だが安いのには理由がある。
今ある流通経路を通った、まっとうな値段では無いのだ。

最近気になること。
着物・帯・小物などの値段を、写真と共に載せているブログがある。
見れば全身着ているものの値段を載せ、「安いでしょ?」
「コレがその値段なら安い。この人買い物上手だな〜」と思ったり。
でもソレ違うのでは?と思ったり。

なにが言いたいのか、自分でも良く分からないのだが。
良いコーディネートだなと思った時、金額が書いてあると、なんだか興ざめなのだ。

とか言う私も、安いモノは大好きだが。
矛盾してますかねー。

薄い色の紬

2007年8月3日 着物
単衣に良いだろうと、薄い色の紬を買った。
薄いクリーム色。

家に帰って、反物を当ててみてビックリ。
白に見える。のっぺらぼう。

こりゃ色薄すぎて、単衣には無理だわい。
裏を付けて、袷にせにゃー。
フチドリが無いと、ぺらんぺらん。

あんまり薄い色は、単衣には向かないのかな。
最近どの店からも、お誘いが無い。

呉服屋からの展示会案内が、全然来ない。
敵も私の相手をするのに、疲れ果てたとみえる(爆

しかーし!
案内が来ないと、目の保養(と、タダ茶)が出来ないじゃんよ〜。

早く来い来い、案内ハガキ。
みっともないもの

浴衣の時の後ろ姿、半巾帯の上に出てしまった、伊達締め

着物の、おはしょりの下に出てしまう、衿先

帯揚げが上か下にズレ、帯枕や枕ヒモの見えたる・・・たる?

オマエなんとか納言か?
某呉服屋の女将曰く
「うちの店のたとう紙を、リサイクルショップに出されるのが困る」

某デパートでは、店員が「白地のたとう紙も用意してますが、ウチの名が付いたたとう紙には価値がありますから、ウチの方がいいですよ」

なるほど。
私にしてみれば、たとう紙はタダの包み紙なのだが。
店にとっては信頼の証なのだな。

リサイクルに出された着物が、その店のたとう紙に包まれていたからと言って、着物がその店のものと言う証明にはならないと思うのだが。

たとう紙は毎年取り替えるものだからなあ、我が家では。
リサイクル店は、同じたとう紙の着物が沢山出されたら、そこで買ったものとみなし、それなりの値を付けるのだろうか?

我が家では、たとう紙は着物の価値の、何の目安にもならない。
私が死んだ後娘が困らないように、良い着物悪い着物普通の着物を、写真撮って分類しておかなくちゃ(爆
バス通りにある、気になる呉服屋。

普通の呉服屋だと思うんだけど、
最近「リサイクル買います売ります」と、
大きなタレ幕。

気になる気になる気になる。
涼しくなったら、散歩がてら行ってみよう。

最近借りた本

2007年7月25日
鯨尺の法則 ラトルズ

タイトルから、鯨尺の詳しい説明書?かと思い、予約して借りたもの。

開いてみたら、全然違った。
著者が自分の幼少からの体験話を交えつつ、古き良き日本のモノを紹介しているエッセイ。

1冊の本にまとめられた意味があるのだろうか?
一章ずつが場当たり的に載せられているだけのような?
と感じるのも当然か、雑誌に連載されたものに手を入れ、本にまとめたものなのだ。
そのことを知った上で読まないと、なんだかよく分からない印象になってしまう。

この本が面白いかオモシロクナイか、私は面白くなかった。
著者の自分語りはイラナイような気がするし、和モノを紹介するなら、もっと写真が欲しい。

だが、「雲錦」「二月堂」等の知らない言葉を覚えたので、借りて良かったと思う。

で。鯨尺のことは、全く分からなかったわけだが(笑
良い本無いですかねー。

前のめり

2007年7月24日 着物
着物を買う時、決断の為に必要なのは、自分が前のめりになっていることを実感出来るかどうかでは無いだろうか。

私など、ネットの呉服屋を見ているだけで、一日に数回は前のめりになってますが(笑

先日いつもの店で、正絹の着物と帯で10万のセットを見せられた。
店員Tちゃん曰く「お手頃価格ですので、いかがですか?」

そのしょーもないセットを見て、「いらない」とは言えなかった。
クチから出てきた言葉は、「まあまあだね」
A子ちゃんとは、まだつきあいが短いので、私も正直な感想を吐露出来ないのだ。

着物は、手ごろな価格だから買う、と言うものではあるまい。
洋服より期間長く付き合うことになるので、値段が安いからって、自分のものには出来ない。

前のめりになる時。
出された反物を見て、グっときたとき。
その着物に、自分がすぅーっと吸い込まれるような気がするとき。
気づいたら、その着物の中でおぼれている夢を見るとき。
その着物を着ている自分を想像すると、フっと笑みがこぼれる時。

安い着物でも、高い着物でも、値段に関係なし。
ただ、高い着物にばかり前のめりになるようだと、大きなものを失う、かも?(爆

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